漢方薬を飲みやすくする工夫

大人や子どもを問わず、漢方薬が苦手な方は一定数いらっしゃるかと思います。
薬剤師の私も実は漢方薬が昔から苦手でした。

そんな皆様に漢方薬を飲みやすくする工夫について、お伝えできればと思います。

お子様の場合

  • チョコレートアイスと一緒に食べさせる
  • ココアに混ぜて飲ませる
  • おくすりのめたね(チョコ味)などのゼリーに混ぜて食べさせる
  • 漢方ボールを作り、チョコクリームやヨーグルトと一緒に食べさせる
  • オブラートに包む

苦味と甘味があるものと一緒に食べさせることで、漢方特有の味や匂いをカバーすることができます。
オブラートの使い方はこちらをご覧ください。

ちゃんと漢方薬を飲むことができたら褒めてあげてくださいね。
お薬をちゃんと飲めたら褒めてあげることも、お子様のお薬への抵抗をなくすことに大切なことの1つです。

漢方ボールの作り方

  1. 漢方薬を器に出す
  2. 漢方薬1gあたり2,3滴の水を垂らす
  3. 中央に寄せるように練り、団子状にする

水が多すぎると団子状にならないため、少しずつ水を加えながら様子をみてください。

チョコクリームやヨーグルトと一緒に食べさせる以外にも、頬の内側や上あごに塗り、水や湯ざましなどで飲ませるのもおすすめです。
ただし、舌先は苦味を強く感じるので避けましょう。

大人の場合

  • あらかじめ口に水を含んでおき、水に漢方薬を浮かべるようにして服用する
  • オブラートに包む

医療用漢方を多数製造しているツムラが飲み方について動画で說明していますので、詳しくはこちらをご覧ください。