不妊治療など、色々ためしたけど授からない…
一人でどうしたらいいかも分からず、先も見えずに悩んでいる方もいるかと思います。お辛いですね。
そんなとき、漢方に出会ってはじめてチャレンジされる方も多くいらっしゃるんです。
まずは自分に合った漢方を知るために、あなたの不妊症のタイプをチェックしてみましょう。
①肝気鬱結タイプ
強いストレスを継続的に受け続けることで、肝の気や血を巡らすはたらきである疏泄がうまくゆかなくなり、イライラ感や気分の落ち込み、生理不順や生理痛などの症状を感じやすい「肝気鬱結」タイプ。
『気』の巡りが悪い(=肝気鬱結(かんきうっけつ))状態を放置してしまっているので、妊娠しづらい体質になっています。
『気』とは『活動のための生体エネルギー』であり、西洋医学的にいえば精神的なものや自律神経と関係があります。
気になるこんな症状
・イライラ感や気分の落ち込み・過度な緊張
・ヒステリー
・喉のつまり感
・胸苦しさ、腹部の張り感
・生理不順や生理痛
肝気鬱結タイプにおすすめの漢方薬
加味逍遙散
「加味逍遙散(第二類医薬品)」は不妊や生理痛・更年期障害など、女性特有の症状によく用いられます。 『気』を巡らすことで、神経の高ぶりや抑うつにも効果があるだけでなく、ストレスによる頭痛やめまい、不安、不眠などの症状も改善して、妊娠しやすい体にしてくれます。
②血瘀タイプ
『血』のめぐりが悪いために、体全体が酸欠および栄養不足になり新陳代謝が低下することで様々な不調をを感じやすい「血瘀」タイプ。
『血瘀(けつお)』といって、一言でいうと血の流れが悪くなっている状態です。
ストレスや栄養不足、冷えなどによって発生するのですが、血が滞ると子宮に栄養物質が行き届かないようになり、妊娠しづらい体質になってしまいます。
気になるこんな症状
・肩こりや頭痛がひどい・シミ、アザができやすい
・顔色が悪い
・皮膚につやがない
・貧血気味
・目がかすむ
血瘀タイプにおすすめの漢方薬
桂枝茯苓丸
「桂枝茯苓丸(第二類医薬品)」は「血瘀」を改善する代表的なものです。 不妊や月経異常、更年期障害などに用いられるほか、頭痛、肩こり、めまいなどにもよく処方されます。また、昔からにきびやしみといった皮膚のトラブルにも用いられています。
いかがでしたでしょうか?
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