漢方薬は効果が出るまでに時間がかかる…そう思われている方も多いですよね。実は、これは本当でもあり、嘘でもあります。ここでは、漢方の効果が表れるまでの「時間」についてお伝えしていきます。
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漢方薬は西洋薬より効くのが遅いって本当?
「漢方薬より西洋薬の方が速く効く」…実はこれは誤解なんです。
例えば、「芍薬甘草湯」という漢方をご紹介します。
これは古くから知られる痛み止めの頓服薬として知られる処方です。「筋肉がけいれんして痛むとき」に飲むと良いとされており、5~15分程度で効果が表れます。
こむら返りを起こした、足がつってしまったという時に飲むと、すっと痛みが消えていく…そういった即効性のある便利な漢方なのです。
他にも、風邪の初期症状や腹痛、発熱といった急性症状に対する漢方薬には即効性のあるものが多くあります。症状と処方が合ってさえいれば、西洋薬に負けないくらい速く効く漢方もあるのです。
症状や体質に合った漢方薬の選び方や、効果を引き出すための正しい飲み方についてはこちら▼の記事をお読みください。
漢方で体質を改善したい!効果はどれくらいで実感できる?
急性症状なら数分~数十分で効果が表れる漢方薬ですが、慢性症状や体質の改善のためにはもう少し長い時間がかかります。
対症療法が中心の西洋薬に対して、漢方薬は慢性疾患への治療に用いられることが多いために、「効くのが遅い」という誤解が生まれるわけですね。
では、大体どれくらいの期間飲み続ければ効果が実感できるのでしょうか?
症状にもよりますが、漢方ははじめの1か月が大事と言われます。
症状と処方が合っていれば、多くの場合2週間程度で「好転反応(症状が良くなった状態)」が見られます。
好転反応は、飲んでいる漢方があなたの身体に合っていた証拠です。
そのまま4~6か月ほど飲み続けることでより良く効果が発揮されることでしょう。
効いたあとどうするかはケースバイケースです。
効果を保つための維持療法として飲み続けるべきなのか、止めるべきなのか。量を減らすべきなのか、他の漢方に切り替えるべきなのか。
症状とその時の身体の状態しだいで判断し、選択することになります。YOJOなら、薬剤師と身体の状態を相談しながら漢方を選ぶことができます。ぜひ、薬のプロにご相談ください。 まずは無料の体質チェックから始めて みましょう。
ずっと飲んでいるのに効かない…。どうして?
1か月以上飲んでいるのに全く効果が見られない…。
その場合、その漢方があなたの身体に合っていない可能性があります。
漢方薬は複数の生薬を混ぜたもので、様々な効果を複合的に発揮します。
そのため、同じ症状であっても体質によっては別の処方が適している場合があります。
さらには、同じ人・同じ自覚症状であってもその時の状態次第では適切な処方が異なることすらあります。 YOJOではあなたの今の体質を詳しくお聞きして、あなたの身体に合った漢方を選択します。「この漢方であっているの?」「思ったよりも効かない…」といった、小さな疑問もご相談ください。
体質改善するためには継続して飲むことが大事!
体質改善のためには、あなたの身体に合った漢方を数か月飲み続けることが重要です。
効いたと思っても、止めてしまったら元に戻ってしまうこともあります。
根本的な体質改善のためには焦らず一歩一歩、その時々に合わせた処方を選択することが大事になります。
YOJOでは薬剤師がお話をお聞きし、あなたの症状と身体に合った漢方をお選びいたします。 YOJOと一緒に、漢方を使った体質改善をめざしてみませんか?