初級編に引き続き、この記事では芳香浴以外のアロマテラピーの生活への取り入れ方をご紹介します!
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芳香浴だけじゃない!様々なアロマテラピーの取り入れ方 (初級編)中級編
もっと精油の成分を直接身体に取り入れたい!ということであれば、芳香浴以外にも様々な方法があります。
しかしこれらの方法は精油と身体が直接濃厚に触れ合うものですので、精油の成分に対してかゆみや違和感を覚えてしまう肌質の方や、妊娠中や持病のある方など避けた方が良い場合もあります。
使用する精油の品質も大事ですので、詳しい人に相談したり、自身で良く調べたりしながら少しずつ試していくことをお勧めします。ここでは基本的な注意事項をまとめておきます。もし心配な方は、YOJOにご相談ください!
沐浴
精油を入れた湯につかって、精油を全身で感じる方法です。浴室中に精油の香りが満ちるので、精油の香りを濃厚に感じることができます。
楽しみ方としては、まず浴槽にお湯を張って、精油を適量垂らしてよくかき混ぜます。精油は「油」ですので、お湯にはとけません。濃いところにふれることのないように、よくかき混ぜるようにしましょう。
全身浴であれば1~5滴が適量ですが、まずは1~2滴から初めて肌に刺激がないかどうかを確かめながら利用しましょう。または、洗面器にお湯を張ってハンドバスやフットバスとして楽しむのも良い方法です。
特に初めて使う精油の場合はいきなり全身浴を試すのではなく、洗面器のお湯に1~3滴の精油をいれて手や足を浸し、刺激の有無を確かめるのが安全です。
温湿布・冷湿布
洗面器にお湯または水を入れ、精油を1~3滴落とします。タオルなどの布を浸して軽く絞り、肩や首筋、腹部など症状のあるところに当てるのが湿布法です。
タオルで精油の油滴を掬い取るようにして、精油がタオルの内側になるように畳んで絞ることで、精油が直接肌につくのを避けることができます。
一般的には、生理痛や肩こりといった慢性的な症状には温湿布を、打ち身やねんざなどの急性の症状には冷湿布を用いるのがよいとされています。
吸入
カップにお湯を張り、精油を1~3滴落とします。そのカップを顔に近づけて、立ち上る蒸気をゆっくりと吸い込みましょう。呼吸器系の軽い不調を改善するのに効果的です。
フェイシャルスチーム
洗面器に熱いお湯を張り、精油を1~2滴落とします。目を閉じて顔を近づけ、立ち上る湯気を顔全体に当てましょう。バスタオルなどの大きめのタオルをかぶり、湯気が逃げないようにするとなお効果的です。
湯気が血行を促進し、香りの成分を鼻と皮膚全体から取り込みます。
上級編
香りは生活を豊かにするためだけのものではありません。精油の効能を理解し、心身の美容と健康をメンテナンスするために利用することもできます。
もっとこだわりたい人は、石鹸や化粧品などを自作することだってできるのです。
トリートメント(塗布)
「キャリアオイル」と呼ばれる植物性のオイルに数滴の精油を混ぜたものをマッサージオイルとして用い、身体に擦り込むのがアロマトリートメントです。香りを楽しむだけでなく、血行改善やむくみの除去、アンチエイジングなど各精油の効能を理解し、その時々の自分の心身の状態に合わせて用います。
トリートメントを行なう場合は、精油の希釈率によく注意してください。ボディオイルとして用いる場合は1%以下、ファイスマッサージを行ないたい場合や子供に使用する場合、また敏感肌の方の場合は0.5%以下が良いとされています。
精油の場合、1滴は約0.05mLになるように瓶の穴の大きさが調整されています。そのため、「25mLのキャリアオイルに対して精油5滴」が1%ということになります。
精油の質も、キャリアオイルの品質も重要です。オイルは空気に触れると少しずつ酸化していくため、早めに使い切るようにしましょう。 キャリアオイルとしてはホホバオイル、グレープシードオイル、アーモンドオイルなどがよく用いられます。
アロマクラフト
詳細なレシピは省略しますが、ミツロウやクレイなどと混ぜることでハンドクリームやリップクリームを自作することができます。
また、エタノールや精製水と混ぜることでルームスプレーや香水も作れます。
自身に合った、自分だけのアロマクラフトを生活に取り入れることで、心も体も晴れやかになることでしょう。
楽しみ方は無限大!
いかがでしたでしょうか?
病院に行くほどではない身体の不調や、ストレスを受けた心のリフレッシュにはアロマテラピーが有効です。
もっと積極的に体質を改善していきたい!という方は、漢方薬で体質改善という方法もありますので、ぜひYOJOにご相談ください。
知識豊富な薬剤師が、あなたに合った漢方をお選びいたします。