めでたく妊娠!漢方は飲み続けて大丈夫?飲み続けた方がいいの?

妊娠

妊娠初期は様々な変化があります。つわりやおなかの張り、便秘、体のだるさ、むくみなど…慣れない症状に戸惑ってしまう方もいらっしゃいますね。

妊娠によってホルモンバランスが不安定になり、引き起こされる体の変化にどのように対処したらいいのかわからない方も多いと思います。

今回は、YOJOのユーザー様でめでたくご懐妊された方からよくご質問をいただく「妊娠中に漢方薬って飲んでも大丈夫なの?」「飲み続けたほうがいいの?」といった疑問についてご説明していきます!

漢方とうまく付き合い体の調子を整えながら、万全な体調で出産に備えましょう!

薬や漢方薬は妊娠後に飲み続けても問題ないの?

まず、普通の薬や漢方薬は妊娠後に飲み続けても問題はないのでしょうか

妊娠がわかるまでの期間に服用していたり、今後可能ならば服用したいと思っている場合、赤ちゃんに対して影響はないのか心配ですよね。

実際の診断では妊婦さんに起こる様々な症状を改善するために、薬を処方するならば「漢方」が処方されることが多いです。

まれに添付文書などを見ると「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」などと書かれていることもあります。

「え!こんなこと書いてあるのに薬服用しちゃった・・・。本当に大丈夫なの!?」と思われることもあると思います。

実際このように書かれている場合、治験の時点で妊婦さんや子供を対象としたデータをとるのが難しく(もし自分がその立場だったらどのような事が起こるのか怖くて参加できないですよね・・・。)そもそも「服用しても良い」というデータが集まっていないことが多いです。

そのため多くの医師・薬剤師は、妊婦が服用しても良いかTGA(オーストラリア分類)やこれまでのエビデンスをまとめた参考文献を用いて判断していることが多いです。

多くの薬剤は赤ちゃんに対しての影響はあまり心配ありません。特に何かの病気があり、その為に治療をしている方は自己判断で薬を中断してしまうとかえって赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性もあります。

薬の種類を変えてみたり、より安全性の高いものに変更するなどの工夫が出来ます。

薬剤師は薬のスペシャリストです。まずは、自分で調べて自己判断で中断するのではなく、近くの薬剤師に相談してみてください!

その際は、サプリメントや健康食品も大事な情報ですのでご一緒にお伝えください。

漢方の経験則のように、使用しながらこの薬は使っても問題ないというエビデンスが集まり一般的に妊婦さんに対して使用しています。

赤ちゃんに対しても影響がほとんどないに等しい薬が選択されます。

妊娠中に漢方薬がおすすめの理由

漢方薬の多くの場合は、服用を続けることが出来ます。

妊娠中のつわり、おなかの張り等のいつもと違う症状は、冷えが原因だったり、気が滞ってしまっている(気滞)ことで起こっている場合もあります。

これらの状態は西洋薬で治療するのは難しく、まさに漢方薬のような体全体から調子を整える療法が望ましいです。

例えば、つわりに対して吐き気止め(制吐薬)が出されることがありますが、吐き気全般に対する薬で妊娠時期限定ではないため、医師も進んで服用を勧めることはありません。

また、服用を続けることにより流産防止に繋がったり、これまでの体質がキープされることで健康的な体を維持し体調の不調を減らすことが出来ます。

妊娠中におすすめの漢方薬

ではここで、妊娠中におすすめの漢方薬を3つほど紹介させていただきます。

半夏厚朴湯・茯苓飲合半夏厚朴湯

効能効果:妊娠悪阻(つわり)

主な症状:食道部に違和感があったり、不眠がある場合

女神散

効能効果:産前産後の神経症

主な症状:のぼせ、めまい、不安、動悸

当帰芍薬散

効能効果:妊娠中の諸病(浮腫・習慣性流産・痔・腹痛)、貧血

主な症状:冷え性の人の習慣性流産、妊娠中の腹痛

MEMO
医療用医薬品の効能効果を国に申請する際には、しっかりとしたエビデンスがないとその効果をうたうことは出来ません。

当帰芍薬散は、ツムラの医療用医薬品の効能効果の欄に「習慣性流産」と明記されています。

実際に妊娠中のマウスに飲ませることによって、体内で有害な作用をおこす物質(フリーラジカル)をなくすことより妊娠率を改善させたというデータ、胎盤血流及び退治体重の低下が抑制されたとのデータがあり、しっかりとしたエビデンスがあると考えられます。

また以前、原因不明なことが多い習慣性流産のある妊娠患者さんに対して、当帰芍薬散を服用してもらう漢方治験が行われました。結果としては、外表奇形・その他の子供への影響は認めずに妊孕性が高められるのではというデータとなりました。

これらのことから、服用することによって流産防止につながると考えられています。

これら以外にも妊娠中に使用する漢方はたくさんあります。

身体の不調なく出産まで向かっていくためにも、漢方を飲み続けることによって健康的な体をキープすることは大切です。

注意
漢方薬で婦人科系疾患に対して用いられる漢方の中にはまれに妊婦の服用に適さないものがあります。

YOJOの薬剤師またはお近くのクリニック、薬局、ドラッグストアに相談してください

最後に

ご懐妊後、この漢方薬って飲んでも大丈夫?もっといいおくすりがあるならば変えたい!などのご要望がございましたら、お気軽にYOJOのLINEで薬剤師に相談してみてくださいね。