妊活中にサプリメントを取り入れる方は多いです。
しかし、インターネットで調べるとたくさんの商品が販売されており、
「葉酸サプリが多過ぎて選べない」「葉酸以外にも着目した方が良い栄養成分はあるのだろうか」そんな悩みや疑問を持つ方は多いのではないでしょうか?
サプリメントは食事だけでは不足しがちな栄養素を補うことのできる便利なアイテムですが、過剰摂取をすることで思わぬ副作用が起こる危険性もあります。
この記事では、
・葉酸を取る必要性や葉酸サプリの選び方
・葉酸以外に注目したい栄養成分
・サプリメントを摂取するときの注意点
・サプリメントと漢方薬の違い
を解説します。
妊活で気になることや悩みがある方は、YOJOで薬剤師に無料相談ができるので気軽に利用してみてくださいね。
Contents
妊活になぜサプリメントが人気なの?
妊活で人気のサプリメント。近年では必要な栄養素を手軽に取り入れられるとして、妊活時に利用する方が男女ともに多くなってきています。それに伴い、市場の妊活サプリの数も増えてきており、消費者は多種多様な商品の中から、成分や安全性などを確認した上で選んでいく必要があります。
ここでは妊活サプリの中でも特に多い、葉酸サプリメントについてまずはご説明します。
妊活時に葉酸を取る必要性とは
妊活サプリで葉酸が多い理由は、妊娠前から十分な量の葉酸を摂取することを厚生労働省が推奨しているからです。葉酸が不足すると、お腹の赤ちゃんの先天性異常(神経管閉鎖障害)のリスクが高まることが報告されています。[1]
妊娠前から摂取する必要性とは
神経管閉鎖障害とは、赤ちゃんの脳や脊髄などの元となる神経管が上手く作られないことが原因で起こる先天性異常を言います。神経管が作られるのは受胎後およそ 28 日であるため、妊娠に気づく前に神経管ができるケースが多いです。
そのため、妊娠に気づく前の段階から葉酸を十分に摂取していることが大切です。
葉酸が多い食品や含有量の例としては、以下のようなものがあります。 [2]
食材(100g) | 含まれている葉酸の量 |
---|---|
枝豆(ゆで) | 260μg |
芽キャベツ(ゆで) | 220μg |
ブロッコリー(ゆで) | 120μg |
ライチ | 100μg |
イチゴ | 90μg |
アボカド | 83μg |
焼きのり | 1900μg |
妊活時に必要な葉酸の摂取量とは
神経管閉鎖障害を予防するためには、通常の食事に加えて、サプリメント等から+400μg/日摂取することが推奨されています。
葉酸は主に2種類あり、食事から摂取できる食事性葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)と、サプリメント等から摂取できる合成葉酸(モノグルタミン酸葉酸)があります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」 によると、食事性葉酸は体内の利用効率が約50%であるのに対し、サプリメント等から摂取できる合成葉酸の利用効率は約85%です。そのため、食事で足りない分の摂取はサプリメントから効率良く行うことを、厚労省は推奨しています。
表1.女性の葉酸摂取の推奨量
12歳以上 | 妊活中、妊娠の可能性あり | 妊娠初期 | 妊娠中期,後期 | 授乳期 | |
食事性葉酸 (μg/日) |
240 | 240 | 240 | 480 | 340 |
サプリ等からの葉酸 (μg/日) |
- | 400 | 400 | - | - |
引用元:厚生労働省 妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針を一部改変
妊活中(妊娠1か月以上前)~妊娠初期(1~4か月)
葉酸の推奨摂取量は、食事から240㎍+サプリメント等から400㎍です。
食事性葉酸に加えて、利用効率の良い合成葉酸の追加摂取が推奨されています。
妊娠中期(妊娠5~7か月)~後期(妊娠8~10か月)
葉酸の推奨摂取量は、通常時の2倍の480μgです。
葉酸は、ビタミンB 12と共に血液中の赤血球を作る役割もあるため、妊娠初期だけでなく中期以降もしっかりと摂取することが大切です。もちろん食事から摂取できないようであれば、サプリメントを引き続き活用するのが良いでしょう。
授乳中(出産後)
授乳中の葉酸摂取の推奨量は、通常時+100㎍の340㎍です。
赤ちゃんに栄養を与える母乳は、血液から作られています。そのため、お母さんは造血作用のある葉酸を通常よりも多く摂取する必要があるのです。
産後の母体の回復を助けるためにも、葉酸サプリメントを継続して摂取するのも良いでしょう。
葉酸サプリの選び方とは
では、数ある葉酸サプリからどのように商品を選べば良いのでしょうか。
ここでは選び方のポイントをお伝えします。
葉酸の種類と含有量をチェックする
妊活中~妊娠初期であれば、 葉酸が400㎍以上含まれている商品を選ぶのが良いでしょう。ただし、合成葉酸 (モノグルタミン酸葉酸) の耐用上限量は決まっており、 男女ともに1日の摂取量は18~29歳なら900µg、30歳~49歳なら1,000µgを超えないことが推奨されています。 これを超えてしまうと、亜鉛の吸収を阻害したり、ビタミンB12欠乏の診断が難しくなって神経障害の発見を遅らせたりする恐れがあるため、注意が必要です。
一方で、食事性葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)の上限量はなく、過剰摂取しても排せつされるため、心配ありません。
GMP認定マーク等の安全性を確認する
妊活サプリメントは、妊活中や妊娠期の大切な時期に毎日使い続けるものであるため、安全性に問題がないかきちんと確認してから購入することが大切です。
安全性が確認できる指標の一つとして「GMP認証マーク」があります。 [3]
GMPとは、Good Manufacturing Practice(適正製造規範)の略称で、原材料の受け入れから製造、 出荷までのすべての過程で商品が“安全”に作られ、“一定の品質”が保たれるようにするための製造工程管理基準をさします。
ほかにも、 サプリメントの評価活動を行なっているNPO法人日本サプリメント評議会が定める「安心安全マーク」[4]や、 放射能試験・残留農薬試験をクリアしているかなども安全性を確かめられる目安になります。
続けやすい価格帯のものを選ぶ
妊活サプリは、妊活中・妊娠初期から長い方で産後の授乳期までのおよそ半年~2年程度継続して使用するアイテムです。そのため、長期的に続けやすい価格の商品を選ぶこともポイントでしょう。産後はなにかと出費も多いため、ご自身が継続しやすい商品を選ぶことで無理なく続けられます。
葉酸以外の栄養素について調べる
妊活・妊娠中は葉酸だけでなく、さまざま栄養素をバランス良く取ることが大切です。サプリメントを購入する前に一度ご自身の食生活を見直してみて、偏食がある方は不足している栄養素を重点的に補えるような商品を選ぶと良いでしょう。
また、妊娠・授乳中には通常よりも多く摂取しなければならない栄養素も中にはあります。普段の食事から十分に摂取できないようであれば、サプリメントを積極的に活用していきましょう。
妊活サプリで葉酸以外に取りたい栄養素とは
では、葉酸以外に妊活サプリで着目すべき成分にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、妊活サプリに多く配合される7種類の成分についてご説明します。
鉄分
鉄分は、血液の酸素を運ぶヘモグロビンの主要な成分です。 妊娠中は、母体が胎児と胎盤を維持するためにより多くの血液を生成するため、鉄分の推奨摂取量も多くなります。
日本人の食事摂取基準(2020 年版) によると、18~64歳女性の鉄分の摂取推奨量は1日6.5㎎ですが、妊娠初期では9 mg (+2.5mg)、中・後期では16 mg (+9.5mg)、授乳期では9 mg ( +2.5mg) を取ることが推奨されています。
一方で、鉄分の耐容上限量は40㎎です。 過剰な摂取を続けると、胃腸に負担をかけ、便秘、吐き気、腹痛などの症状を引き起こすことがあるため注意しましょう。
カルシウム
カルシウムは、胎児の骨や歯を形成するために必要な栄養素です。妊娠中の母体が十分なカルシウムを摂取していないと、母体の骨から必要なカルシウムが奪われ、骨密度が低下する可能性もあります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で18歳〜49歳の女性に推奨されているカルシウム摂取量は1日650mgです。しかし 令和元年の国民健康・栄養調査 では、カルシウムの1日摂取量の中央値は、20代女性は393mg、30歳代女性では364mgと非常に少ないことが報告されています。
一方で、カルシウムの耐容上限量は、18歳以上の男女ともに1日2,500㎎です。過剰摂取を続けると、高カルシウム血症や尿路結石、動脈硬化など引き起こす可能性があるため注意しましょう。
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、胎児の骨と歯の健康的な発育を支えます。 また、近年ではビタミンDの摂取が 着床率や妊娠率、出生率の向上に関連することが確認され 注目されています。[2]
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」 によると、 ビタミンDの妊婦・授乳婦および成人の摂取目安量8.5㎍ なのに対し、 令和元年の国民健康・栄養調査では女性が実際に摂取している量の中央値は、20~30代女性では2.3㎍、妊婦では3.2㎍、授乳婦でも2.2㎍と、ビタミンDの摂取は大きく不足していることが報告されています。
一方で、ビタミンDは脂溶性ビタミンであり、 上限量は100μg/日です。
多量の摂取を続けると高カルシウム血症などを引き起こすこともあるため、注意しましょう。
亜鉛
亜鉛はホルモンの合成や分泌の調整、DNA合成、タンパク質合成、酵素反応の活性化、免疫反応の調節などに関わる大切な栄養素でありながら、体内で作ることができない「必須微量ミネラル」です。
特に男性の場合は、精巣や前立腺に多く存在し、精子形成や前立腺の働きに関与しています。そのため、亜鉛が欠乏すると、精子の減少や性欲の減退などの不妊の原因になることもあります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で推奨されている亜鉛の1日の摂取推奨量は、成人男性が11㎎、成人女性が8㎎です。しかし厚生労働省が令和元年に行った調査では、男性ではすべての年代で、女性でも多くの年代で亜鉛の摂取量が下回っていました。
一方で 耐容上限量は18~29歳の男性で40㎎、30~64歳の男性で45㎎、18~74歳の女性で35㎎と設定されています。
マカ
マカは栄養価の高いことで知られる、ペルー原産の植物です。マカにはホルモンバランスを整える効果があり、女性の月経周期を整えて正常な排卵を促す働きがあるとされています。また、男性に対しては、マカが精子の量や質を改善する作用があることが研究で報告されています。
マカの耐用上限量は定められていないようですが、研究では1日1.5~3gを目安に摂取されている場合が多いです。取り過ぎには注意するようにしましょう。
ラクトフェリン
ラクトフェリンは乳酸菌の一種で、特に母乳に豊富に含まれるタンパク質です。ラクトフェリンには免疫機能を上げる作用があり、感染症を予防して妊娠中の健康を維持するのに役立ちます。また、鉄の吸収を助けることで鉄の赤血球の形成を支えます。
ラクトフェリンは加熱処理された乳製品や牛乳からは摂取することができないため、基本的にはサプリメントからの摂取がスムーズです。
DHA/EPA
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、主に魚油などに含まれるオメガ3系の不飽和脂肪酸です。DHA/EPAは体内で作ることができないため、必須脂肪酸の一つとされています。
DHAは、胎児の脳と視覚の発達に重要な役割を果たします。そのため、妊娠を希望する女性は妊活中から積極的にDHAを摂取すると良いでしょう。
また、EPAは血液をサラサラにする効果があり、 子宮や卵巣の血流が改善されたり、冷え性が改善されたりする効果が期待できることから、ホルモンバランスを整えて妊娠しやすいからだ作りを助けます。
妊活サプリを服用するときのポイントと注意点
適切な量を摂取すること
サプリメントは多く摂取すればそれだけ効果が高まるわけではありません。
飲み過ぎた場合には副作用が起こる可能性もあります。飲み忘れた時に2回分を1度に服用することなども避けましょう。
飲むタイミングを守ること
「医薬品」と違い、サプリメントは明確な用法用量の指示がありません。基本は各サプリメントごとに定められた1日量を、ご自身で決めた時間に毎日継続して飲むようにしましょう。
また、葉酸やビタミンB・C群などの水溶性ビタミンは、体内に留まる時間が短く、余った分は体外へすぐ排出されてしまうため、1日1回で服用するよりも2~3回に分けてこまめに服用するのがおすすめです。
水またはぬるま湯で服用すること
サプリメントを飲む際は、水またはぬるま湯で服用するようにしましょう。
たとえば妊活サプリによく含有されている「鉄」は、お茶やコーヒー、紅茶に含まれるタンニンという成分と反応し、吸収が低下する可能性があります。
薬と併用する場合は医師・薬剤師に相談すること
サプリメントは、例えば以下の成分と医薬品との組み合わせで相互作用が起こる可能性があります。[5] 併用薬がある場合は、サプリメントを服用する前に必ず、かかりつけ医もしくは薬剤師に相談するようにしましょう。
成分名 | 医薬品成分 | 影響 |
---|---|---|
葉酸 | ①葉酸代謝拮抗薬(抗がん剤) ②フルオロウラシル、カペシタビンなど(抗がん剤) |
①薬効の減弱 ②薬効の増強 |
ビタミンB6 | フェニトイン(抗てんかん薬) | 薬効の減弱 |
ビタミンC | アセタゾラミド(抗てんかん薬) | 腎・尿路結石の恐れ |
ビタミンD | ジギタリス製剤(心不全治療薬) | 薬効の増強 |
ビタミンK | ワルファリン(抗凝固剤) | 薬効の減弱 |
ナイアシン | HMG-COA還元酵素阻害薬 (高コレステロール血症治療薬) | 副作用の増強(急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症) |
カルシウム | ①活性型ビタミンD3製剤(骨粗鬆症薬) ②ジギタリス製剤(心不全治療薬) ③テトラサイクリン系・ニューキノロン系抗菌薬など(抗生物質) |
①腸管からのカルシウム吸収を促進 ②薬効の増強 ③薬効の減弱 |
Mg | テトラサイクリン系・ニューキノロン系抗菌薬など(抗生物質) | 薬効の減弱 |
鉄 | ①タンニン酸アルブミン(下痢止め) ②メチルドパ(降圧薬) ③テトラサイクリン系・ニューキノロン系抗菌薬など(抗生物質) |
①~③薬効の減弱 |
厚生労働省 健康食品の正しい利用法 から一部抜粋
併用薬とサプリメントとの飲み合わせについては、YOJOの薬剤師にも相談できます。まずは体質チェックから始めてみましょう。
ドラッグストアや通販で購入できる妊活サプリとは
ここでは、妊活におすすめのサプリメントを7種類ご紹介いたします。
mitas葉酸サプリ( natural tech株式会社 )
産婦人科医監修 寒さに負けないからだ作りをサポートできる葉酸サプリ
葉酸や和漢素材など、妊活期に必要な栄養素をバランスよく配合しています。温活をサポートできる葉酸サプリとして、妊活中の女性に人気の商品です。
商品名 | mitas葉酸サプリ |
---|---|
価格 | 定期価格(初回):4,298円 定期価格(2回目以降):5,378円 |
内容量 | 120粒(30日分) |
1日分の葉酸含有量 | 400㎍ |
そのほかの栄養素 | ・和漢素材(高麗人参・なつめ・陳皮・生姜) ・鉄分(非ヘム鉄より吸収率5~6倍のヘム鉄) ・ビタミン類 ・乳酸菌 ・DHA・EPAなど |
特徴 | 寒さに負けないからだ作りをサポートする和漢素材を配合 |
シリーズ | ・妊活期:mitas ・妊娠中:mamaru ・授乳期:mamaco |
ミタスはYOJOショップでも購入することができます。▼
ベルタ葉酸サプリ( 株式会社ベルタ )
全国700以上の産婦人科で推奨される葉酸サプリ
妊活・妊娠中に必要な栄養素をバランスよく配合し、国産・無添加の商品です。
商品名 | ベルタ葉酸サプリ |
---|---|
価格 |
定期価格(初回):1,980円 定期価格(2回目以降):3,980円 |
内容量 | 120粒(30日分) |
1日分の葉酸含有量 | 480㎍ |
そのほかの栄養素 | ・鉄分 ・カルシウム ・亜鉛 ・ビタミン類 ・野菜23種類 ・アミノ酸20種類など |
特徴 | 体内に長くとどまる酵母葉酸100%使用し、75種類の栄養素も配合 |
シリーズ | ・妊活期:ベルタプレリズム ・妊娠中:ベルタ葉酸サプリ ・授乳期:ベルタママリズム |
マカナ( 株式会社 ニューアクション )
日本産マカ配合の葉酸サプリ
日本産マカと葉酸がたっぷり入っている、男女兼用の妊活サプリメントです。
商品名 | マカナ |
---|---|
価格 | 定期価格(初回):3,980円 定期価格(2回目以降):5,980円 |
内容量 | 120粒(30日分) |
1日分の葉酸含有量 | 400㎍ |
そのほかの栄養素 | ・日本産マカ ・亜鉛含有酵母 ・ヘム鉄 ・DHA・EPA ・ビタミン類など |
特徴 | 葉酸・マカ・鉄分など90種類以上の栄養成分を配合 |
その他のシリーズ | なし 妊娠~授乳期まで使用可、男女兼用 |
Mama Lula( 株式会社ファンケル )
品質・安全性にこだわった葉酸+マルチ栄養サプリ
続けやすい価格帯で、妊娠前~授乳期までお母さんに必要な栄養素を補ってくれるサプリメントです。
商品名 | Mama Lula葉酸&鉄プラス |
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価格 | 定期価格(初回):1,000円 定期価格(2回目以降):1,275円 |
内容量 | 120粒(30日分) |
1日分の葉酸含有量 | 480㎍ |
そのほかの栄養素 | ・鉄8㎎ ・カルシウム184㎎ ・マグネシウム106㎎ ・各種ビタミン ・乳酸菌など |
特徴 | 続けやすい価格帯で、9種類の栄養素と2種類の乳酸菌配合 |
その他のシリーズ | なし 妊娠~授乳期まで使用可 |
パーフェクトサプリビタミン&ミネラル 妊娠期用( 株式会社DHC )
すこやかな妊娠をサポートするサプリ
豊富なビタミン&ミネラルを含有し、妊婦さんが摂りたい栄養成分がぎゅっとつまったサプリメントです。
商品名 | パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 妊娠期用 30日分 |
---|---|
価格 | 2,138円 |
内容量 | 120粒(30日分) |
1日分の葉酸含有量 | 400㎍ |
そのほかの栄養素 | ・鉄10.0mg ・ビタミンD2.5μg ・ビタミンB群 ・亜鉛1.0mg ・乳酸菌など |
特徴 | 妊娠中に積極的に摂りたい栄養素・成分13種類を配合 |
シリーズ | ・妊娠中:パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 妊娠期用 ・授乳期:パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 授乳期用 |
エレビット( バイエル薬品株式会社 )
製薬企業が開発 葉酸800㎍含有サプリ
葉酸をたっぷり800㎍と18種類のビタミン・ミネラルが配合されたサプリです。においも無く、妊活期~つわりで栄養素が不足しがちな妊娠初期にも飲みやすくなっています。
商品名 | elevit 鉄・カルシウム・葉酸 |
---|---|
価格 | 4,050円 |
内容量 | 90粒(30日分) |
1日分の葉酸含有量 | 800㎍ |
そのほかの栄養素 | ・鉄21.5mg ・ビタミンD7.0μg ・亜鉛7.5mg ・カルシウム125mgなど |
特徴 | 葉酸をたっぷり800㎍と18種類のビタミン・ミネラル配合 |
シリーズ | ・妊活期~妊娠中:エレビット鉄・カルシウム・葉酸 ・妊娠中:エレビット植物性DHA ・男性妊活期:メネビット |
Dear-Natura Style葉酸×鉄・カルシウム ( アサヒグループ食品株式会社 )
1日2錠で飲みやすい 妊娠前から授乳期まで飲み続けられる葉酸サプリ
1日2錠なので錠剤の服用が苦手な方でも飲みやすく、続けやすい価格帯で妊娠前~授乳期までお母さんに必要な栄養素を補ってくれます。
商品名 | Dear-Natura Style 葉酸×鉄・カルシウム |
---|---|
価格 | 868円 |
内容量 | 120粒(60日分) |
1日分の葉酸含有量 | 480㎍ |
そのほかの栄養素 | ・鉄15
mg ・カルシウム90mg ・ビタミンB群・C・D ・乳酸菌1億個など |
特徴 | 妊娠前~授乳期に必要な葉酸・鉄・カルシウムを配合 |
シリーズ | なし |
妊活サプリと漢方薬の違いとは
妊活ではサプリメントだけでなく、妊娠しやすいからだ作りをする目的で漢方薬が使用されることもあります。
ここでは、サプリと漢方薬との違いについてご説明します。
サプリメントは栄養補助“食品”、漢方は“医薬品”
サプリメントには主にビタミン、ミネラル、アミノ酸などの成分が含まれており、食事から十分に摂取することが難しい栄養素を補うためのものです。妊活サプリは「食品」に分類されるため、特定の病気を治療・予防したり、病気による症状を抑えたりする効果はありません。
一方で、漢方薬は「医薬品」です。そのため、病気やからだの不調を治療・改善したり、からだ全体のバランスを整えて健康的なからだ作りをサポートしたりする効果効能があります。ただし、漢方薬はその人の体質や状態に合ったものを選択しないと効果が発現しないどころか副作用が起こりやすくなることもあるために注意が必要です。
YOJOでは、ご自身の体質に合った漢方薬を薬剤師が提案してくれます。
気になる方は、まずは無料の体質チェックから始めてみましょう。
漢方薬は、サプリでは解消できない冷えや自律神経の乱れにも効果的
からだが冷えてしまうと、血行不良が起こって卵巣や子宮に十分な栄養が行き渡らず、生理不順や排卵障害などを引き起こして不妊の原因になることがあります。 また、ストレスや緊張で交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮して血行不良が起こるため同じく注意が必要です。
漢方薬の中には「血」や「気」の不足を補ったり、巡りを整えたりすることで冷えや自律神経の不調を改善してくれる作用をもつものがあります。
冷えに効果的な漢方薬
冷え性に使用される漢方薬の一例として、以下のようなものがあります。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうがとう)
自律神経のバランスを整える漢方薬
ストレスによるイライラや気分の落ち込み、手足の冷えなど、自律神経の乱れに効果的な漢方薬の一例として、以下のようなものがあります。
・加味逍遥散(かみしょうようさん)
・加味帰脾湯(かみきひとう)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
さらに詳しく知りたい方はこちら▼の記事もお読みください。
妊活サプリによくあるQ&A
妊活サプリはいつから飲めばよい?
厚生労働省では、妊娠する1か月以上前から妊娠3か月までの期間、食事で1日240µgの葉酸に加え、サプリメントなどから1日400µgの葉酸摂取を推奨しています。 そのため、妊活を始めようと思ったタイミングでサプリメントを取り入れるのが良いでしょう。
男性専用の妊活サプリもあるの?
男性用の妊活サプリも数多くあります。男性向けに作られている製品には、特に亜鉛、マカ、葉酸などの栄養素が含まれていることが多いです。
男性向け妊活サプリメントの例としては以下のようなものがあります。
・ mitas for men
・ベルタプレリズム
・プレミン Men
・メネビット
妊活時にサプリ以外に夫婦で気を付けることはある?
子どもは欲しいと思ってすぐに授かれるものではありません。妊娠の仕組みや妊娠しやすいタイミング、また不妊治療を開始する時期などについての知識はあらかじめ持っておく方が良いでしょう。サプリ以外でも妊活で重要な生活習慣の改善ポイントもたくさんあります。
妊活の始め方や不妊治療についてさらに知りたい方はこちら▼の記事もお読みください。
妊活時に服用できる漢方薬はあるの?
男女ともに妊活で漢方薬を使用することはあります。厚生労働省が発表した、令和2年不妊治療の実態に関する調査研究に関する報告書では、 柴胡加竜骨牡蛎湯 、桂枝茯苓丸、桂枝加竜骨牡蛎湯、補中益気湯、牛車腎気丸、八味地黄丸といった漢方薬が不妊治療の現場で多く使用されているようです。[6]
不妊に使用される漢方薬やその選び方についてさらに知りたい方はこちら▼の記事もお読みください。
また、ご自身に合った漢方薬が分からない場合は、YOJOで無料の体質チェックができたり、YOJOの薬剤師に相談したりすることもできますよ。
【参考】
[1]厚生労働省 妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 ~妊娠前から、健康なからだづくりを~ 解説要領
[2]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版
[3]公益財団法人 日本健康・栄養食品協会ホームページ
[4]特定非営利活動法人 日本サプリメント評議会ホームページ
[5]厚生労働省 健康食品の正しい利用法
[6]令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業 不妊治療の実態に関する調査研究